HomeJournal

手島の素材だけで作陶されている「てしま島苑」

Journal

こんにちは。

昨日は11月の半ばなのに、Tシャツでも歩けるほどの暖かさ。

今日はこの時期らしい気温に戻り、身体が追いついていけない私。。

本日は、瀬戸内海に浮かぶ手島から届きました「てしま島苑」さんをご紹介します。

人口20人ほどの島で、松下龍平・松原恵美ご夫婦のユニットで作陶されています。

2019年に香川県手島に移住。

てしま島苑さんの作品は、土も釉薬も手島の地の素材だけで作陶されています。

土を求めて、スコップを持って手島の島を歩き回り。

採取しては粘り気や強度を確かめるために何度も何度も実験を重ねて、

たどり着いた土を自分たちの手で乾燥・粉砕をして水を入れて粘土にして作陶に入ります。

釉薬も、手島で見頃を終えたひまわり、収穫を終えたとうがらしや空豆。

裏庭の草木など。全てが釉薬の原料。

それらを燃やし、土を清水に入れて

「かき回す、寝かす、沈殿したら上澄みを捨てる」あく抜きを何度も繰り返して、やっと出来上がります。

この作業を約3ヶ月間繰り返して釉薬を作ります。

全ての工程を、一から時間と手間を惜しみなくかけて

「はじまりの見えるものづくり」を拘って作陶されているてしま島苑さん。

てしま島苑さんにしか出せない、色感や質感、佇まい。

シンプルで素朴さの中にも温かみがあり

独特な風合いと情熱を感じる作品から

薄くてエッジの効いた、独創的で個性的な作品まで。

幅広い趣きある佇まいが魅力的です。

gullam.life&arts.では手島の自然を写した「てしま島苑」の作品を、手にとってご覧頂けます。

お近くにいらした際には、お気軽にお立ち寄りください。

(火曜・水曜日は定休日です)

何気ない「日常」を日用品を通して、少しでも「素敵」になりますように。

gullam.life&arts.はそんな想いで、

心地よい時を共に刻める

作家や職人が拘って制作された「道具」や「作品」「モノ」をご提案をさせて頂いております。


今日も素敵な1日を。

Kanako