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幻のとうがらし「香川本鷹」を使用した釉薬で作陶「てしま島苑」

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こんにちは。

今日は朝から晴れて小春日和。とても穏やかで過ごしやすい1日です。

久しぶりに今朝の散歩のときに、海から富士山が見えました。

130年間で最も遅い初冠雪だった今年。

でもすっかり雪化粧していて冬の姿の富士山でした。

今日は、てしま島苑さんの「とうがらし」釉薬の作品をご紹介します。

瀬戸内海に浮かぶ手島で作陶されている てしま島苑さん。

手島の名産品、幻のとうがらしと呼ばれている「香川本鷹」

一般的な「鷹の爪」と比べて約2~3倍もの大きさ(7~8cm)で、旨みのある強い辛味が特徴。

この香川本鷹の収穫を終えた木を使った釉薬を使い作陶されています。

てしま島苑さんは収穫の終えた唐辛子の草を集める作業から始まります。

唐辛子の枝葉一本一本が固く、しっかりとしていてなかなか運ぶのに大変な重労働と時間をかけ、

全て手作業でそれらを燃やし、土を清水に入れて

「かき回す、寝かす、沈殿したら上澄みを捨てる」

このあく抜きを何度も繰り返して、やっと出来上がります。

この作業を約3ヶ月間繰り返して釉薬を作ります。

全ての工程を、一から時間と手間を惜しみなくかけて

「はじまりの見えるものづくり」を拘って作陶されているてしま島苑さん。

その「とうがらし」の釉薬はいろいろなパターンで実験すると

どれもこれも個性的な結果が生まれるそうです。

どこかキリッと唐辛子のスパイスさを感じさせる趣きです。

そのとうがらしの釉薬を使用して作られた「ケーキ皿」

そのケーキ皿を使ってお茶タイム。

いつもよりも素敵な時を過ごしてみてはいかがでしょうか?

 gullam.life&artsでは、てしま島苑さんの他の作品もご覧いただけます。

今週末、葉山の近くにいらした際には

是非、お気軽にご来店ください。

心よりお待ち致しております。

(今週は土曜日も営業しております)

何気ない「日常」を日用品を通して、少しでも「素敵」になりますように。

gullam.life&arts.はそんな想いで、

心地よい時を共に刻める

作家や職人が拘って制作された「道具」や「作品」「モノ」をご提案をさせて頂いております。


今日も素敵な1日を。

Kanako