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洗練された雰囲気をもたらす木の器、松本克也さんの「リム皿」

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こんにちは。

残すところ今年もあと僅かです。

今年もたくさんの作家さんや職人さんの手仕事が息づく作品を届けてくださいました。

本当にありがとうございました。

この場を借りて心から感謝と御礼を申し上げます。

今日はその中の作家さんのひとり。

松本克也さんの作品をご紹介いたします。

松本克也さんの作品の木材の種類は、硬い「イタヤカエデ」で制作されています。

美しい光沢と独特の杢(複雑な木の模様)が特徴のイタヤカエデ。

その中でもあえて綺麗な木目のものではなく、「スポルテッド」と呼ばれる

樹木が傷ついた際に雨水等と共に侵入した菌やカビによって出来た帯状の黒い筋の模様で、

天然木だからこそ垣間見れる、複雑な模様の木目の表情を活かして制作されています。

松本克也さんの特徴でもある深みのあるグレーがかった色合いの作品たち。

鉄媒染とは木に含まれるタンニンと鉄分を反応させて深い黒を発色させる染色法で、

それぞれ個々の木の風合いを活かしながら、一つ一つ鉄分の調節をしながら鉄媒染で染色されています。

その後にガラスコーティングを5度も塗り重ねられています。

縁には細やかな凹凸を入れるモールディング加工を施され、まるでアンティークのような雰囲気。

松本克也さんの「木の器」は、

木の温もりを感じつつも、鉄媒染による独特なグレーがかった色合いと、

ガラスコーティングによって出される輝き、縁の細やかなカッティングにより

洗練されたモダンな佇まいが特徴です。

一見すると木の器に見えない松本克也さんの作品。

スタイリッシュなインテリアのテーブルコーディネートにはもちろん、

どんな食卓でもスッと馴染んでくれます。

木地にはガラスコーティングを施されてるので、耐水性があり日常にもとても使いやすいのも嬉しい松本克也さんの器。

初心者の方にもとても扱いやすい「木の器」です。

gullam.life&arts.では、松本克也さんの他の作品もご覧いただけます。

年内営業は12月27日(土)まで。

27日は「流木彫刻作家 ヒナイジユズルさん」の個展最終日となります。

最終日はヒナイジさんも在廊して下さいます。

ぜひ、葉山方面にいらした際にはお気軽にお立ち寄り下さいませ。

心よりお待ちいたしております。

何気ない「日常」を日用品を通して、少しでも「素敵」になりますように。

gullam.life&arts.はそんな想いで、

心地よい時を共に刻める

作家や職人が拘って制作された「道具」や「作品」「モノ」をご提案をさせて頂いております。


今日も素敵な1日を。

Kanako